「モルモットが寒そうにしているけど、どうすればいい?」「室温は何度に保てばいいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?モルモットは寒さや急な温度変化に弱く、温度管理を怠ると体調不良につながることがあります。この記事では、適温の数値目安から今日すぐできる保温ステップ、ヒーターの選び方、低コストの手作りアイデアまで、モルモットの寒さ対策を徹底的に解説します。愛するモルモットを寒さから守るために、ぜひ最後までお読みください。
【結論】モルモットの寒さ対策で押さえるべき3つのポイント

まず最初に、モルモットの寒さ対策として今すぐ実践すべき3つの最重要ポイントをお伝えします。
- 室温を18〜24℃を目安に安定させる:モルモットが過ごしやすい温度の目安はこの範囲です。10〜15℃あたりから冷えによる負担が増えやすいため、夜間に下がる環境では早めに補助暖房を検討しましょう。10℃を下回る状態が続く/ぐったり・体が冷たいなどの症状がある場合は緊急度が高いので、保温しながら動物病院へ相談してください。
- 床冷え・すきま風を遮断する:室温だけを管理しても、ケージが床に直置きされていると底面から冷気が伝わります。ケージの下にすのこや段ボール、アルミシートを敷くだけで体感温度が大きく変わります。
- 温湿度計で毎日チェックする:「なんとなく暖かそう」という感覚管理は禁物です。温湿度計をケージ近くに設置し、毎日数値を確認する習慣をつけることが、モルモットを寒さから守る最大の予防策です。
この3点を押さえるだけで、寒さによるトラブルの大半を防ぐことができます。詳しい方法は以下の各セクションで順番に解説していきます。
モルモットが寒さに弱い3つの理由

「モルモットはなぜそんなに寒さに弱いの?」と疑問に思う方も多いでしょう。寒さ対策の必要性を正しく理解するために、まずその生物学的な背景を知っておくことが大切です。
南米原産でも「寒さそのもの」より温度変化やすきま風に弱い
モルモット(テンジクネズミ)は南米に由来するとされます。原産地のイメージだけで「寒さに強そう」と感じる方もいますが、家庭で飼われるモルモットは寒さそのもの以上に、すきま風(ドラフト)・湿気・急な温度変化の影響を受けやすく、体調を崩しやすい傾向があります。
つまり、ポイントは「寒冷地に適応していない」と言い切ることよりも、低温に長時間さらさない/温度を安定させる/冷たい風を当てないことです。季節の変わり目に急激に気温が下がると、体がその変化に追いつかず体調を崩しやすくなります。特に日本の秋から冬にかけての気温差は、モルモットにとって負担になりやすいので注意しましょう。
体が小さく熱を奪われやすい
モルモットの体重は一般的に700g〜1,200g程度と小さく、体の表面積に対して体積が小さいため、外気に触れる割合が高くなります。物理的に言うと、体が小さいほど体表面積と体重の比率(表面積/体積比)が大きくなり、体温が外気に奪われやすい構造です。
さらにモルモットは犬や猫のように激しく運動して体温を上げる生活スタイルではなく、比較的静かに過ごすことが多い動物です。そのため、自力で体を温める能力が限られており、環境温度の影響を直接受けやすいのです。
床に直置きされたケージの場合、フローリングや畳からの冷気が底面から体に伝わり、室温が適切でも体感温度はかなり低くなることがあります。この「底冷え」が見落とされがちな重大な寒さリスクです。
寒さが引き起こす病気と健康リスク
寒さへの対策を怠ると、モルモットにはさまざまな深刻な健康被害が生じます。代表的なものを以下にまとめます。
- 肺炎・気管支炎:寒さに加えて、すきま風・急な温度変化・湿気・ほこり・換気不足(アンモニアがこもるなど)が重なると、呼吸器トラブルが起こりやすくなります。くしゃみ、鼻水、呼吸が苦しそうなどの症状が見られたら要注意です。
- 低体温症:体温が正常値(38〜39.5℃)を大幅に下回ると、全身の機能が低下し、最悪の場合は死に至ります。体が冷たく、ぐったりしている場合はすぐに保温が必要です。
- 免疫力低下による感染症:冷えや環境ストレスは免疫系を弱め、普段は問題のない細菌などにも影響を受けやすくなります。
- 消化器系の不調:寒さで腸の動きが鈍くなり、食欲不振や下痢、鼓腸(ガスが溜まる)などの消化器トラブルが起こりやすくなります。
これらの病気は進行が早く、気づいたときには重症化していることも少なくありません。予防的な寒さ対策が何より重要です。
モルモットの適温は何度?温度帯別リスク早見表

「具体的に何度まで大丈夫?」という疑問に答えるため、数値基準と温度帯別のリスクを詳しく解説します。
適温は18〜24℃・湿度40〜60%が理想
モルモットが最も快適に過ごせる環境の目安は、室温18〜24℃、湿度40〜60%です。この範囲であれば、体温調節の負担が少なく、健康的な生活を送ることができます。
湿度管理も重要です。湿度が低すぎると(40%未満)鼻や喉の粘膜が乾燥しやすくなり、体調を崩すきっかけになることがあります。逆に高すぎると(70%以上)カビや細菌が繁殖しやすくなり、皮膚トラブルや呼吸器トラブルのリスクが上がります。
日本の冬は特に乾燥しがちなので、暖房と合わせて加湿器の使用も検討しましょう。ただし、ケージに直接蒸気が当たらないよう設置場所に注意が必要です。

【図解】温度帯別リスク一覧(安全・注意・危険)
以下の表で、室温ごとのリスクレベルを一目で確認できます。
| 室温 | リスクレベル | 状態・対応 |
|---|---|---|
| 18〜24℃ | ✅ 安全 | 最適温度帯。快適に過ごせます。 |
| 15〜18℃ | ⚠️ 注意 | 冷えのストレスが増えやすい。底冷え対策や補助暖房を検討しましょう。 |
| 10〜15℃ | 🔶 危険 | 体調を崩しやすい温度帯。早急な対策が必要です。 |
| 10℃以下 | 🚨 緊急 | 10℃を下回る状態が続くのは危険。直ちに保温し、症状があれば動物病院へ。 |
| 25〜28℃ | ⚠️ 注意(暑さ) | 熱中症リスクあり。換気・冷却対策を。 |
この表を参考に、特に夜間の温度低下に注意してください。日中はエアコンで管理できていても、夜間に暖房を切ると急激に室温が下がることがあります。
室温だけでは不十分!体感温度にも注意しよう
室温計が18℃を示していても、モルモットが実際に感じる体感温度はそれより低いことがあります。体感温度に影響する主な要因を把握しておきましょう。
- 床からの冷え(底冷え):床付近は空気が冷えやすく、ケージを直置きしていると冷気が伝わりやすくなります。
- すきま風・ドラフト:窓や玄関ドア近くは、室温が適切でも冷たい空気の流れ(ドラフト)が発生します。この冷風は体感温度を大幅に下げます。
- 湿度:乾燥しすぎると同じ温度でも寒く感じやすくなることがあります。冬場は温度と合わせて湿度も確認しましょう。
- ケージ内のカビや汚れ:床材が湿っていたり汚れていたりすると衛生面のリスクが上がります。保温と同時に清潔管理も重要です。
温湿度計はできるだけケージに近い位置、床から20〜30cm程度の高さに設置するのが理想です。部屋の中央や高い位置に置くと、ケージ周辺の実際の温度と大きくずれる場合があります。

寒がっているサインを見逃さない5つのチェックポイント

「うちの子、寒がっているの?」と不安に思ったとき、モルモットが発しているサインを正しく読み取ることが大切です。言葉を話せない動物だからこそ、行動や体のサインを日頃からよく観察しましょう。
行動でわかる5つの寒さサイン
以下の行動が見られたら、寒さを感じているサインかもしれません。
- 体を丸めてじっとしている:寒いとき、モルモットは熱放散を減らすために体を縮めて丸まります。普段よりも動かず、隅でじっとしている場合は要注意です。
- 毛羽立て(毛を膨らませる):体毛を膨らませて空気の層を作り、保温しようとする行動です。普段よりも体が丸く大きく見えるような場合、これに該当します。
- ケージの特定の場所(ヒーター周辺・隅)から離れない:暖かい場所を求めてヒーター付近や保温材の近くに密集している場合は、その場所以外が寒すぎる可能性があります。
- 食欲が落ちる・動きが鈍い:冷えや体力温存で活動量が減り、食欲も低下することがあります。牧草やペレットへの関心が薄れたと感じたら温度を確認しましょう。
- 鼻水・くしゃみが増える:冷えやすきま風などのストレスで、呼吸器の不調が出始めることがあります。特に連続するくしゃみや粘稠な鼻水は動物病院への受診サインです。
触ってわかる体温チェックの方法
行動サインに加えて、実際に触れて体温を確認することも大切です。ただし、モルモットは触られることにストレスを感じる場合もあるため、日頃から触れ合いに慣らしておくことが前提です。
- 耳の内側:耳は毛が薄く、体温が伝わりやすい部位です。通常は適度に温かく感じます。冷たく感じる場合は体温低下のサインです。
- 足先・肉球:四肢の末端は体の中で最も冷えやすい部位です。通常よりも明らかに冷たい場合、体全体が冷えている可能性があります。
- お腹:お腹は心臓に近く、体温を感じやすい部位です。柔らかく温かければ正常ですが、冷たく硬く感じる場合は要注意です。
モルモットの正常体温は38〜39.5℃です。明らかに体が冷えていてぐったりしている場合は、すぐに保温しながら動物病院に連絡することを強くお勧めします。
今日からできるモルモットの寒さ対策5ステップ

「何から始めればいい?」という方のために、今すぐ実践できる5つのステップを順番に解説します。特別な道具がなくても今日から始められる方法も含まれています。

ステップ1|ケージの置き場所を見直す
まず最初に行うべきは、ケージの設置場所の見直しです。どんなに良いヒーターを使っても、置き場所が悪ければ効果は半減します。
避けるべき場所:
- 窓の近く(夜間に外気の冷気が伝わる)
- 玄関や廊下(温度変化が激しく、すきま風が入る)
- エアコンの風が直接当たる場所(乾燥・急激な温度変化のリスク)
- 床に直置き(底冷えが直接伝わる)
理想的な場所:
- 室内の中央寄りで、外壁から離れた場所
- 床から30〜50cm程度高い棚や台の上
- 直射日光が当たらず、一定の温度が保ちやすい場所
- 家族の目が届きやすく、異変に気づきやすい場所
ステップ2|床からの冷えを遮断する
底冷え対策は最もコストパフォーマンスの高い寒さ対策の一つです。ケージの底面に以下のものを敷くだけで、体感温度を大きく改善できます。
- すのこ:ケージと床の間に空気の層を作り、床冷えを遮断します。100円ショップやホームセンターで手軽に入手できます。
- 段ボール:断熱効果が高く、無料で手に入る優秀な素材です。ただし、濡れると劣化するので定期的な交換が必要です。
- アルミシート(保温シート):100円ショップで購入できる銀色のシートで、床からの冷気を反射して断熱します。すのこや段ボールと組み合わせると効果的です。
- ペット用断熱マット:市販のペット用断熱マットは洗えるものも多く、衛生的に管理できます。
これらを組み合わせる場合は「床→アルミシート→段ボール→すのこ→ケージ」の順で重ねると断熱効果が高まりやすいです。
ステップ3|ケージを囲って保温する
ケージ全体を囲うことで、ケージ内部に暖かい空気の層を保つことができます。ただし、完全に密閉するのは絶対に避けてください。換気が不十分になると、空気がこもったり湿度が上がりすぎたりするリスクがあります。
- 毛布・フリース生地:ケージの側面と上面の一部を覆います。1面(特に窓側)は開けておき、空気の流れを確保します。
- 段ボール:ケージを段ボールで三方を囲む方法も効果的です。コストがかからず、すぐに試せます。
- 市販のケージカバー:ペットショップやオンラインショップでモルモット・うさぎ用のケージカバーが販売されています。デザインも豊富で使いやすいです。
覆いすぎず、前面(網部分)や一部は必ず開けて換気と採光を確保しましょう。
ステップ4|ペットヒーターを正しく設置する
室温が15℃前後まで下がる環境では、補助ヒーターの導入を検討しましょう。ペット用ヒーターはさまざまな種類があり、正しく設置することで安全に使用できます。
設置の基本ルールは「ケージの半分だけを暖める」ことです。ケージ全体をヒーターで覆うと、モルモットが暑くなっても逃げ場がなくなります。ヒーターを置くのはケージの片側だけにして、暑いと感じたときに涼める場所を確保しましょう。
- パネル型ヒーター:ケージの下や側面に設置するフラットなヒーター。メーカーの使用方法に従い、かじられない位置(ケージ外側/底面の外側など)に設置します。必要に応じてサーモスタットで温度管理を行いましょう。
- 電球型ヒーター:ケージの外側・上部に設置し、輻射熱で暖めます。誤飲・やけどのリスクが少ないです。
- 遠赤外線パネルヒーター:ケージ外側に設置できるタイプは、火傷リスクを減らしながら効率よく暖めやすい方法のひとつです。
ステップ5|温湿度計で毎日チェックする習慣をつける
寒さ対策のすべてを台無しにしないために、温湿度計による毎日のモニタリングが欠かせません。「今日は暖かそうだから大丈夫」という感覚管理は禁物です。
- 設置場所:ケージの外側、床から20〜30cmの高さが理想です。室内の温度計と別に設置することで、ケージ周辺の実際の環境を正確に把握できます。
- チェックタイミング:朝(起床時)・夜(就寝前)の最低2回は確認しましょう。特に夜間の最低気温に注意が必要です。
- おすすめ機能:最高・最低温度を記録できる機能付きの温湿度計(1,500〜3,000円程度)を選ぶと、外出中の温度変化も把握できます。
毎日の記録をスマホのメモに残しておくと、体調変化と温度の関係を後から振り返ることができ、より精密な環境管理につながります。
モルモット用ヒーターの選び方と使用上の注意点

「どのヒーターを買えばいい?」というのは多くの飼い主さんが悩む点です。種類ごとの特徴と選び方のポイント、そして絶対にやってはいけないNG行動を詳しく解説します。

ヒーターの種類と特徴(パネル型・電球型・遠赤外線型)
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| パネル型 | フラットな板状。ケージ下や側面に設置 | コンパクト、低価格(1,000〜3,000円) | 設置方法を誤ると過熱・やけどの恐れ |
| 電球型(保温球) | ケージ上部に設置し輻射熱で暖める | 接触リスクが低い、広範囲を暖める | 消費電力が高め、球切れの管理が必要 |
| 遠赤外線型 | ケージ外側に設置、遠赤外線で暖める | 外付けできて安全性が高い、均一に暖めやすい | 価格が高め(3,000〜8,000円) |
ケージの外側に設置できるタイプ(遠赤外線パネルなど)は、かじり癖のあるモルモットでもコードや本体に触れにくく、比較的安全に使いやすいのがメリットです。長期使用を考えるなら、初期コストだけでなく安全性・使いやすさ・温度管理のしやすさも含めて選びましょう。
選ぶときの3つのチェックポイント
- サーモスタット機能の有無:設定温度を超えると自動でオフになるサーモスタット付き(または外付けサーモスタット対応)のヒーターは、過熱防止のために重要です。
- ケージのサイズとの適合性:ヒーターの適用面積がケージサイズの半分程度になるものを選びます。大きすぎるとケージ全体が暑くなり逃げ場がなくなります。
- コードの安全対策:モルモットはかじり癖があります。コードがケージ内に入らない設計、またはスチール製の保護カバー付きの製品を選ぶと安心です。
やってはいけないNG行動3選
- ケージ全体をヒーターで覆う:逃げ場のない環境は熱中症や脱水症状を引き起こします。必ずケージの半分程度だけに留め、温度勾配を作りましょう。
- 人間用の電気毛布・湯たんぽを「直接触れさせる/ケージ内に直接置く」:人間用の電気毛布は温度管理が難しく、低温やけどのリスクがあります。湯たんぽも同様に、必ずカバーを重ね、できればケージの外側から補助的に使いましょう。
- ヒーターを使いながら完全に保温する(密閉する):換気が不十分になると空気がこもり、湿気やにおいが溜まりやすくなります。毛布でケージを覆う場合は必ず一面を開けておきましょう。
ヒーター選びの参考動画はこちらです。
お金をかけずにできる手作り防寒アイデア

「できるだけコストを抑えたい」という方のために、100円均一ショップや家にあるもので実践できる低コスト防寒アイデアを紹介します。工夫次第で市販品に劣らない保温効果が得られます。
100均フリースで作る寝袋ハウス
100円ショップで販売されているフリース生地やフリースひざ掛けを使って、簡単な寝袋ハウスを作ることができます。フリースは縫い目がほつれにくく、裁縫が苦手な方でも扱いやすい素材です。
作り方(縫わない簡単バージョン):
- フリース生地を30cm×60cm程度に切る(または折りたたむ)
- 半分に折り、両端をハトメやクリップで留める(または縫う)
- 開口部を1面だけ残して袋状にする
- 中に牧草などを詰めると保温効果がアップ
市販の寝袋と比較しても遜色ない保温効果があり、汚れたらすぐ洗える点も衛生的です。モルモットが自分から入るように、中にお気に入りのおやつを仕込んでおくと慣れやすくなります。
手作り防寒グッズの参考動画はこちらです。
段ボール+アルミシートの簡易保温箱
段ボール箱とアルミシートを組み合わせるだけで、優れた保温ボックスを作れます。材料費は100〜300円程度です。
作り方:
- ケージの大きさに合わせた段ボール箱を用意する
- 箱の内側にアルミシートをガムテープで貼り付ける(反射面を内側に)
- 入口になる面だけ段ボールをカットして開口部を作る
- ケージを箱で三方から囲む(上面・前面は開ける)
アルミシートの反射効果でモルモットの体温が外に逃げにくくなります。段ボールは湿気に弱いので、週に1回程度確認して湿っていたら交換しましょう。
湯たんぽを安全に使う方法
湯たんぽは電気を使わない保温アイテムですが、使い方を誤るとやけどの原因になります。以下のルールを守れば安全に活用できます。
- 必ずカバーを2枚以上重ねる:直接触れると低温やけどの危険があります。専用カバー+タオルの二重包みが基本です。
- お湯の温度は50〜60℃程度:熱湯は入れないこと。冷めるのが早くなりますが安全性が優先です。
- ケージの外側に設置:ケージの側面に密着させて置くか、ケージの下に置くのが安全です。ケージ内には直接置かないこと。
- 交換頻度:3〜4時間で冷めるため、夜間だけの使用や他の保温手段との組み合わせが現実的です。
小さいサイズの携帯用湯たんぽ(100円ショップでも購入可)はケージ横に置くのにちょうどよいサイズです。
季節・シーン別のモルモット寒さ対策ポイント

寒さ対策は年間を通じて一律ではなく、季節の変わり目や特定のシーンに応じた対応が必要です。時期別・場面別のポイントを解説します。
秋口(10〜11月)にやっておくべき準備
秋口は「まだ暖かいから大丈夫」と思いがちですが、朝晩の気温差が大きく、夜間に急激に冷え込む時期です。真冬より温度変化の激しさがある意味危険な季節とも言えます。
- 温湿度計の設置・動作確認:夏の間しまっていた場合は電池交換と動作確認を行いましょう。
- ヒーターの点検と試運転:前シーズンに使ったヒーターが正常に動作するか、冬本番の前に確認します。コードのかじり跡や断線がないかチェックしてください。
- ケージの置き場所の再検討:夏と冬では部屋の温度分布が変わります。冬に最も暖かく安定した場所を事前に把握しておきましょう。
- 床材・牧草の補充:寒い時期はモルモットが自分で巣を作るために牧草を多く使います。十分な量を確保しておきましょう。
10月中旬を目安に準備を始めると、急な寒波にも慌てずに対応できます。
真冬(12〜2月)の徹底対策
12月〜2月は最も気温が低下する時期です。この時期は複数の保温手段を組み合わせた多層防御が基本です。
- エアコン暖房を基本とする:ケージ周辺の温度を18℃以上に保つため、エアコンを活用します。ただし、エアコンの風が直接当たらない位置にケージを置くことが重要です。
- ペットヒーターを補助として使用:エアコンだけでは夜間や外出中に室温が下がりすぎる場合があります。ペットヒーターをケージ側面に設置して補助加温しましょう。
- ケージカバーで保温強化:就寝前にケージの上面・背面・側面を毛布で覆います。前面は少し開けて換気を確保します。
- 床材を厚めに敷く:ケージ内の床材(牧草・おがくず・ペットシート)を通常の1.5〜2倍程度の厚さにすると断熱効果が高まります。
参考となる防寒対策の実践動画はこちらです。
外出・旅行時の温度管理
外出中や旅行中は飼い主の目が届かないため、より慎重な温度管理が必要です。
- エアコンタイマーの活用:外出中もエアコンを18〜20℃設定で運転し続けるか、タイマーで定期的に動作させます。電気代が気になる場合も、モルモットの健康を優先してください。
- スマート温湿度計の導入:スマートフォンに連携してリアルタイムで室温を確認できる温湿度計(2,000〜5,000円)があれば、外出先からでも温度を把握できます。
- ペットシッター・知人への依頼:長期旅行の場合は、モルモットの扱いに慣れた人に預けるか、毎日様子を見てもらえるよう手配します。温度管理の方法を事前に詳しく伝えましょう。
- ヒーターの自動温度制御:サーモスタット付き(または外付けサーモスタット対応)のヒーターを使用することで、温度に応じて自動的にオンオフしやすくなります。外出中の安全管理に役立ちます。
モルモットの寒さ対策でよくある質問

飼い主さんからよく寄せられる疑問にお答えします。
Q. エアコン暖房だけで大丈夫?
A: エアコン暖房は基本的な寒さ対策として非常に有効ですが、エアコンだけでは不十分な場合があります。エアコンは部屋全体を暖めますが、床付近や窓際などは室温より低くなりがちです。また、外出中や就寝中に電源を切ると急激に冷え込みます。エアコンを基本としながら、ペットヒーターや床材の断熱対策を組み合わせることで、より安定した温度管理が可能です。
参考:モルモットの寒さ対策!始める時期や注意点まで徹底解説します!
Q. 夜間に暖房を切っても平気?
A: 夜間の暖房オフは基本的におすすめできません。住宅の断熱性や地域によっては、暖房を切ると室温が10℃前後まで下がることもあります。夜間はエアコンを低め(18〜20℃設定)にしつつ、ペットヒーターとケージカバーを組み合わせるのが現実的な解決策です。サーモスタット付き(または外付けサーモスタット対応)のヒーターを使えば、温度管理もしやすくなります。
Q. ヒーターは本当に必要?
A: 住環境によります。夜間の室温が15℃以上を安定して保てる場合はエアコンのみでも対応できることがありますが、10〜15℃まで下がる可能性がある場合はペットヒーターの導入を強く検討しましょう。特に古い住宅や断熱性が低い部屋、北向きの部屋では夜間に冷え込みやすいです。ヒーターはモルモットの健康への投資として考えてください。
Q. 保温しすぎも良くない?
A: はい、過保温も危険です。目安として24℃前後を超えて高温になりすぎると負担が増え、28℃を超えると熱中症リスクが高まります。特にヒーターとケージカバーを組み合わせた場合、ケージ内が予想以上に高温になることがあります。温湿度計でケージ内の温度を定期的に確認し、暑くなっても逃げられるよう、ケージの半分だけを暖める温度勾配の設計が基本です。
まとめ|モルモットの寒さ対策チェックリスト
この記事で解説したモルモットの寒さ対策を、実践チェックリストとしてまとめます。今日から一つずつ確認してみてください。
- ☑ 室温を18〜24℃を目安に安定できているか確認した
- ☑ 湿度を40〜60%に保てているか確認した
- ☑ 温湿度計をケージ近く(床から20〜30cm)に設置した
- ☑ ケージを窓・玄関から離れた場所に移動した
- ☑ ケージの下にすのこ・段ボール・アルミシートを敷いて底冷え対策をした
- ☑ ケージの側面・上面を毛布やカバーで囲った(前面や一部は開けたまま)
- ☑ 室温が下がる環境にはペットヒーターを検討した
- ☑ ヒーターはケージの半分だけを暖める設置にした
- ☑ 夜間・外出中も温度が保てるよう対策を講じた
- ☑ モルモットの行動や体のサインを毎日観察している
モルモットの寒さ対策は、特別な知識や高価な道具がなくても、今日から始められる工夫がたくさんあります。大切なのは、完璧な設備よりも毎日の観察と温度管理の習慣です。
もしモルモットがぐったりしている、体が冷たい、食欲がないなど明らかに体調の変化を感じた場合は、自己判断せずすぐに動物病院へ相談することを強くお勧めします。
この記事がモルモットとの暖かい冬を過ごすお役に立てれば幸いです。参考動画もぜひご活用ください。



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